札幌の中心部にあるクリーンビル地下1階に佇む「丼のイズミ商店」。昔ながらの汁物屋の風情が漂う、この小さな店は、札幌らしい味わい深い郷土料理の宝庫です。扉を開けると、コンパクトな店内に昭和レトロな雰囲気が広がります。
メニューを開くと、目に飛び込んでくるのが、数々の具だくさんの丼ぶりの品揃え。根昆布と鮭の甘辛い味わいが濃厚な「根昆布丼」、北海道の味覚を凝縮した「海鮮丼」など、どれを選んでも後悔はありません。
丼もの以外にも、「いろいろ野菜御膳」など、野菜がたっぷり楽しめる御膳メニューも用意されています。塩昆布や納豆、高菜などの北海道自慢の発酵食品を使った一品も、健康的でとってもおいしい。
一番の名物は、やはり「ふかひれスープ」。コクと風味が凝縮されたこのスープは、老舗の味を継承した逸品です。一口啜れば、北の大地の恵みが口中に広がります。
「丼のイズミ商店」は、観光客にも地元民にも愛される、札幌を代表する味の老舗。大通公園を訪れた際には、ぜひ立ち寄って、北海道の味に酔いしれてみませんか。