長野県の小布施町にある都住駅は、昭和の情景がそのまま残る貴重な無人駅です。レンガ造りの駅舎と木造の上家、古びた駅名板が昔の面影を色濃く残しています。ホームに佇む赤い電話ボックスや黄色いポストもレトロな風情をかもし出しています。
周りを見渡せば、のどかな田園風景が広がります。都住駅はまるで時の流れが止まったような情景で、多くの映画やドラマの撮影地として使われてきました。「男はつらいよ」シリーズの名場面も、この都住駅で撮影されたそうです。
駅を挟んで、一軒だけ営業する昔ながらの床屋さん。木造の家並みの中に佇むその風景も、昭和の情景そのものです。駅近くにある喫茶店では、レトロな空間でゆったりとした時間を過ごすことができます。
レトロで素朴な都住駅は、昭和の日本を垣間見ることのできる貴重な場所。時代の移り変わりの中で残された、この静かな風景に心が癒されることでしょう。