米子駅は1902年に開業した、山陰地方の拠点駅です。リニューアルされた駅舎は新しい雰囲気ですが、ホームからは昭和の風情が漂います。改札を出るとお土産店やコンビニがあり、観光客にも便利な立地になっています。
山陰本線、伯備線、境線の3路線が乗り入れ、新幹線を除く特急列車の多くが米子駅に停車します。スーパーまつかぜ、サンライズ出雲、あまつちなど名列車を目にできるチャンスも。さらに待機線も備えているため、鉄道ファンには垂涎の駅でしょう。
ゲゲゲの鬼太郎は米子市ゆかりの作品。駅構内には鬼太郎やねずみ男などのキャラクターが勢揃いしています。アニメファンは駅そのものが目的地になるかもしれません。
リニューアルで設けられた「がいなロード」は、線路越しに車両基地を見渡せる散策路。列車を間近で見られる醍醐味があり、カメラ片手に歩きたくなる名所です。
米子駅は古き佳きものと新しい魅力が交わる、山陰の小京都鳥取の交通の要所。歴史に思いをはせながら、現代の利便性も堪能できる、文化と観光の拠点です。