東京の下町・大田区中延にある「鳥忠商店」は、夜の短い時間だけ開店するレトロな焼き鳥屋さん。この小さな店先で昭和の雰囲気を感じながら、絶品の焼き鳥と酒を味わえます。
店内には数卓のみの簡素な作りで、席は店先の小さな空間しかありません。しかし、そこが鳥忠の良さでもあります。お客は近所のコンビニで購入した缶酒やつまみを持ち込み、出来立ての焼き鳥と一緒に楽しめるのです。
一本110円と驚くほど安価な焼き鳥は、昔ながらのタレの味付けが絶妙。老夫婦で手作業で焼いているため、職人技が光るおいしさです。値段も味も、まさに下町の昔から変わらぬ風情が残されています。
軒先に座れば、街の賑わいと焼き鳥の香ばしい匂いに包まれます。最寄り駅から少し入った路地裏にあり、昭和レトロな情景に思わずタイムスリップした気分になれるでしょう。焼き鳥と酒を手に、下町の良さを体感できる貴重な空間です。
喧騒から離れた、この小さな焼き鳥屋に立ち寄れば、懐かしさと新鮮な発見に出合えるはずです。旅の思い出に、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。