奥日光の湯元温泉に佇む、ミノヤ旅館。白亜の外観にハーフティンバーの木造は、まるで異国の小さな城のよう。中に足を踏み入れると、カナディアン風のカントリースタイルの装飾が目に飛び込んできます。吹き抜けのロビーには開放感があり、天井のレトロな扇風機がリゾート気分を演出してくれます。
お部屋は純和風で、寒い冬でも灯油ストーブですっかり暖まります。浴場への誘いは、硫黄の香りが立ち込める熱めの源泉かけ流し。湯船は小ぶりですが、かけ流しならではの豊かな湯量を堪能できます。露天風呂付きの大浴場は、大谷石が高級感を醸し出す一方で、リースで飾られた出湯口には可愛らしさも。泉質は、ナトリウム・カルシウムを含む弱酸性で、お肌にも優しい作用があります。
夕食は野菜、タンパク質、炭水化物がバランス良く、一品一品に手間暇を感じさせる手作り料理。この地のワインとも好相性で、洗練された味わいが広がります。朝食にも減塩の薄味で、しっかりと良質な食材を味わえます。食後にはホットコーヒーも無料で振る舞われるなど、細やかな心遣いに触れられます。
奥日光を堪能するハイカーや釣り人はもちろん、カップルや家族連れ、お一人様にもおすすめの隠れ家的存在。のんびりと過ごす時間が、身体に心に染み渡っていきます。