大阪の街並みに溶け込むように、雑居ビルの階段を上がると、そこにはタイの香り漂う小さな空間が広がっていました。扉を開けば、タイの曲が心地よく流れ、南国ムードに包まれます。
店内に入ると、様々な調理の臭いが鼻をくすぐります。シェフはタイ人で、時にはおじさん、時には奥さん、また違う女性と、シェフが代わる度に味の違いを楽しめるのが魅力です。本場の味を追求する情熱が、料理に注がれています。
グリーンカレーやガパオライス、カオマンガイ、豚足煮込みなど、豊富なメニューから選べるのが嬉しい。特にガパオライスは、ホーリーバジルの香りが食欲をそそり、肉がごろごろ入った絶品の一品です。デザートのココナッツミルクゼリーも、さっぱりとした美味しさで人気です。
ここでは、単なる料理の提供にとどまらず、本場のタイのおもてなしの心を感じることができます。麦茶の出し忘れにも気づき、調味料の用意にも気を配るなど、細やかな心遣いが感じられます。本場の味と雰囲気に加え、そんなおもてなしの心が、この店の魅力なのです。