大分県臼杵市の奥深い森の中に、知る人ぞ知る絶景スポットがあります。その名も「観音の滝」。都会の喧騒から離れ、自然の息吹を全身で感じられるこの場所は、まさに秘境と呼ぶにふさわしい魅力に満ちています。
観音の滝へのアクセスは、少々の冒険心を必要とします。野津ダムの看板から入り、途中から砂利道に。最後は15分ほど徒歩で進むことになりますが、この道のりこそが、都会では味わえない体験の始まりです。
SUV車なら滝の近くまで行けるという情報もありますが、草木が生い茂る狭い道のため、愛車を大切にする方は手前の広場に駐車するのがおすすめです。ちょっとしたトレッキング気分を楽しみながら、滝へと向かいましょう。
15分ほどの山道を登ると、突如として現れる観音の滝の姿。三段からなる滝の雄大さに、思わず息を呑むことでしょう。滝壺は泳げるほどの広さがあり、夏場には絶好の水遊びスポットとなります。
特筆すべきは、滝の名前の由来となった観音様。下から3段目の滝壺のそばに祀られており、この地の神聖さを物語っています。滝のそばに立つと、空気が一変し、神聖な雰囲気に包まれる感覚を味わえるでしょう。
観音の滝の魅力は、季節によって様々な表情を見せることです。水量が豊富な時期には豪快な姿を、少ない時期にはしっとりとした雰囲気を楽しめます。どの季節に訪れても、その時ならではの美しさに出会えることでしょう。
滝までの道のりと、滝周辺のエリアは、まさに森林セラピーの絶好の場所。マイナスイオンたっぷりの空気を吸い込みながら、日常のストレスを忘れ、心身ともにリフレッシュできます。
観音の滝は、大分県が誇る隠れた名所の一つです。少し足を伸ばす価値は十分にあります。都会の喧騒を離れ、大自然の中で心身ともにリフレッシュする特別な時間を過ごしてみませんか?