西麻布の路地裏に佇む、この看板一つない寿司店。常連客しか入れない隠れ家的な存在です。シャッターが下りた入り口からは、まるで外の喧噪を忘れさせるかのような、静寂で上質な空間が広がります。
店内では、おしゃべり好きの職人気質なマスター一人が、妥協なき手捌きで極上の味を醸し出します。手際よく且つ緩やかに、鮮魚の命を摘み、美しい供膳へと導きます。肉厚の鮪や新鮮なイカ、そして希少な高級魚介。一品一品にマスターの技が光ります。
店名通り「景色」は望めませんが、それ以上に贅沢なひと時が約束されています。これぞ地元西麻布で愛されるゆえんでしょう。静かに味を堪能する至福の時間が、人々を虜にしてきた証しです。秘境の隠れ家で、寿司の芸術に出会えます。
備長炭を使った素材の旨味を最大限引き出す焼き物や、香り豊かな煮付け。そして勿論、鮮度抜群のネタがのった寿司は極上の味わい。ネタ一つ一つにマスターの情熱と技が宿るその味は、格別です。
東京メトロ日比谷線の「六本木」駅から徒歩10分ほど。路地裏の外観があまりわかりにくいので、行く前に詳細を確認するのがおすすめです。
常連客のみが訪れる隠れ家の賓客となり、職人の技と素材の魅力に酔いしれる。寿司景色では、そんな至福の時間が待っています。寿司好きなら、ぜひ一度は足を運んでみてはいかがでしょうか。
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