鹿児島県の南西に位置する南種子町は、太平洋に浮かぶ小さな島です。目を奪われるのは、まず島全体を包む青く透き通った海です。サンゴ礁に囲まれた海岸線はエメラルドグリーンの海と白い砂浜が美しいコントラストを描き出します。この澄みきった海は、熱帯魚の楽園であり、島を代表する魅力のひとつです。
島の中央部は、手つかずの原生林が広がっています。幾重にも重なる木々の緑が島の大気を潤し、豊かな動植物を育んでいます。滝つぼで遊ぶキャンプや、森林浴を満喫するトレッキングコースもあり、大自然の息吹を身近に感じられます。
南種子町のグルメは、豊富な魚介類と島野菜を活かした郷土料理が中心です。しかし、島を訪れる多くの観光客の需要に応えるため、和食・洋食を問わず創作性に富んだ料理も増えてきました。伝統と現代が出会う新しい島料理に、舌鼓を打つことでしょう。
島唯一の町「中之上」には、ビジネスホテル サンライズなどの宿泊施設が点在しています。沖縄や鹿児島から高速船や飛行機で行けるほか、島内はレンタカーが便利です。
南種子町は、豊かな自然に包まれた小さな島ですが、そこに凝縮された魅力は計り知れません。ぜひ、海と森と食の宝庫を体感してみてください。