銀座の路地裏に佇む、レトロな雰囲気漂う洋食店「銀座 日東コーナー 1948」。1948年の創業以来、伝統の味を守り続けているこの名店には、時を経た味わい深さがある。
看板メニューの「ロールキャベツ」は、箸でも切れるほど柔らかく煮込まれた逸品。肉汁たっぷりのデミグラスソースと相まって、まさに鉄板の上の芸術作品といえる。
高い天井と落ち着いた照明、バル風の内装が作り出す異国情緒あふれる空間も魅力だ。優雅な時間が流れる店内で、気品ある料理を味わえる。
長年の歴史から生まれた、古びた家具や手の行き届いていない雑然とした印象も、かえって人情味を感じさせる。味と空間を通して、職人の情熱と誇りを感じ取れるのだ。
まるでスペインのバルを連想させるこの店で、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがだろうか。