浅草寺は、東京を代表する古刹です。628年に創建された格式ある寺院で、徳川幕府によって五つの寺院のひとつに数えられた「五大尾陽」の一つにも指定されています。境内には、江戸時代に造られた本堂や仁王門など、当時の建築様式が今に伝わっています。参拝客でにぎわう雰囲気とともに、歴史の重みを感じられる場所です。
浅草寺の見どころは尽きません。本堂前の「大円柱」には長年の参拝で触れ摩耗したくぼみができており、その珍しい形状が目を引きます。境内には、おみくじ売り場をはじめとする縁起物の露店が軒を連ねています。気分転換にぜひ参加したい人気の体験です。また、二重門の「雷門」は夜間にライトアップされ、幻想的な風景を見せてくれます。
浅草寺の周辺は、昔ながらの下町の風情が残る街並みが広がっています。納涼床建築が特徴的な「浅草レトロ風俗資料館」、老舗の金物問屋が立ち並ぶ「御徒町」など、都会の中に残る趣のある空間が点在しています。人気の老舗食堂や和菓子店も点在し、ついつい立ち寄りたくなるお店がたくさんあります。ぜひゆっくり散策し、浅草ならではの下町情緒を堪能してみてはいかがでしょうか。
浅草寺への主なアクセス方法は、東京メトロ銀座線・浅草線や都営地下鉄浅草線の「浅草駅」が最寄り駅となります。この他、東武伊勢崎線「曳舟駅」から徒歩15分ほどでアクセスできます。都心からも郊外からもスムーズにアクセスできる立地の良さが魅力です。都会の中にあって歴史と風情を残す浅草寺は、東京の観光スポットとして外せない存在といえるでしょう。