東京下町の路地裏に佇む老舗中華料理店「高龍軒」。創業60年の歴史を誇るこのお店は、いらっしゃいの大きな声と活気ある店内の雰囲気で、訪れる人々を温かく迎え入れてくれます。
玄関を開けると、すぐに調理場から漂う野菜の香ばしい香りが心地よく鼻を撫でます。カウンター席に並ぶ赤いテーブルが、レトロな雰囲気を醸し出しています。メニューには無数のアイテムが並び、迷うことでしょう。
昔ながらのシンプルな味付けが生きた「ラーメン」や「炒飯」は絶品。スープの旨味と麺とのバランスが絶妙で、一口すすれば口の中に広がる味わいに、ほっと安心感が漂います。ニンニク香る「餃子」も、カリッと焼き上がった皮と、しっとりとした具の相性が抜群です。
お店は現在、三姉妹が切り盛りしています。女将さんが厨房で鍋を振るうさまは、まるで昔の家庭を思い起こさせるような情景です。祖父から受け継がれた伝統の味を大切に守り続け、いつの時代も変わらぬ本物の町中華を提供してくれます。
現金のみの支払いで、駐車場はありませんが、東京を代表する下町情緒あふれるお店です。ビールのおつまみにもぴったりの料理の数々を、ぜひご賞味ください。