山形県の自然豊かな場所に建つ、詩人斎藤茂吉の歌碑。この地に詠まれた名句に思いを馳せながら、心安らぐ散策を楽しめます。
鴫の谷池の畔、木々に囲まれた閑静な場所。そこに建つのが斎藤茂吉の歌碑です。大森の里から蔵王連峰を望む小高い丘に佇み、詩人が詠んだ句が刻まれています。
ひむがしに 直にい向ふ 岡に上り
蔵王の山を 目守りて下る
この名句は、斎藤が実際にこの地を訪れた際の想いを綴ったものです。東の空に高く聳える蔵王連峰の雄大な姿を、じっくりと眺めた余韻が伝わってきます。
歌碑の周りを散策すれば、詩人が愛した山々の風景を堪能できます。鴫の谷池の水面に映る蔵王連峰の反射を見れば、斎藤が目にしたかもしれない光景が浮かびます。
ゆったりと過ごす時間は、現代社会の喧騒を忘れさせてくれるでしょう。詩人の心に寄り添う旅を、この山里の地で味わえます。
歌碑を訪れる際は、周囲の自然環境に十分配慮しましょう。木々の緑とせせらぎの音に耳を傾けながら、静かにモニュメントへと近づいていくのがおすすめです。
詩の世界に浸る良い機会となることでしょう。斎藤の名句を味わいつつ、山里の息吹に触れてみてはいかがでしょうか。