福井県坂井市三国町北本町、その静かな通りに佇む「茶房 鶯花 -kanrindo-」。この小さな和菓子店は、地元で愛され続ける隠れた名店です。伝統的な日本家屋を改装した店内では、時間がゆっくりと流れているかのような穏やかな雰囲気が漂います。
鶯花の名を全国に知らしめた「鶯餅」。この上品な和菓子は、やわらかな餅生地に上質な餡を包み込み、鶯の姿を模して作られています。一口食べれば、職人の技と心意気が伝わってくるようです。
鶯餅だけでなく、四季折々の和菓子も見逃せません。春には桜餅、夏には水まんじゅう、秋には栗きんとん、冬には柚子羊羹など、季節の移ろいを和菓子で表現する鶯花の技は見事の一言。
和菓子と一緒に、ゆったりとお茶を楽しむのもおすすめです。丁寧に点てられた抹茶や、香り高い日本茶とともに、静かな時間を過ごせます。
鶯花は、伝統を大切にしながらも、時代に合わせた新しい試みも行っています。和菓子の世界に新風を吹き込む、そんな鶯花の挑戦は今後も続きそうです。
福井を訪れた際は、ぜひ「茶房 鶯花 -kanrindo-」で、和菓子の奥深さと日本の季節の美しさを五感で味わってみてはいかがでしょうか。きっと忘れられない思い出になるはずです。