東京・半蔵門にひっそりと佇む「七菜色草(なないろそう)」は、薬膳料理と薬酒を専門とする珍しいバーです。伝統的な和の要素と現代的なバーの雰囲気が見事に融合した空間で、心身ともに癒されるひとときを過ごせます。
ここでは、季節に応じて変わる薬膳小鍋が人気メニューの一つ。冬には体を温める生姜たっぷりの鍋や、滋養強壮に良いとされるスッポンの薬膳鍋などが提供されます。さらに、意外な組み合わせながら絶妙な味わいのカレーグラタンなど、ユニークな一品も楽しめます。
七菜色草の特徴は、訪れたお客様の体調に合わせて薬膳酒を提案してくれること。知識豊富な女将さんが、その日のあなたの状態を伺い、ぴったりの一杯を選んでくれます。薬っぽさを感じさせない調整された味わいは、身体を優しく温め、心地よい気分に導いてくれるでしょう。
店内は明るく落ち着いた雰囲気。薬膳の瓶が並ぶ様子は、まるで昔ながらの薬屋さんを思わせます。着物姿の女将さんによる丁寧な料理の説明も、この店の魅力の一つ。オーナー手作りの器で供される料理は、目でも楽しめる芸術品です。
美味しくお酒を楽しみながら、健康にも配慮したいという方にぴったりのお店です。ランチタイムもディナータイムも営業しているので、昼も夜も薬膳の恵みを受けられます。
七菜色草は、東京の喧噪から少し離れた隠れ家的な存在。美味しさと健康を両立させた和の薬膳バーで、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。