江戸時代の面影を留める、神奈川台の関門跡。かつての東海道の防人が守っていた場所に、歴史の息吹を感じさせる石碑が建つ。
安政6年(1859年)、横浜開港に伴い神奈川宿の警備が強化され、宿の東西に関門が設けられた。その西の関門跡こそ、この地にあるのだ。
石碑の近くには、坂本龍馬が最期を遂げた後、お龍が働いていた割烹「田中屋」の跡もある。歴史に思いを馳せながら、かつての面影を辿るのも楽しみのひとつ。
都心からも近く、アクセスは良好。しかし周りをマンションに囲まれ、かつての雰囲気とはかけ離れている。それでも碑の存在は、歴史の足跡を物語っている。