古木の霊気に満ちた、静寂の丘。ここに佇む巨木は、まさに秩父の守り神そのものです。人里離れた場所に、いにしえからの大樹が守られているその理由とは?
秩父市熊木町の静かな住宅街。そこに佇むのは、幹周り約6mもの大木です。その樹齢は1200年を超えるとされ、古くから「御神木」と呼ばれ親しまれてきました。
この大木は、かつて村人の生活に深くかかわっていました。集落の守り神として大切に守られ、木材の一部は家の建て替えに使われるなど、村人の命と共にあったのです。
時を経て、この地は都市化が進みましたが、御神木への畏敬の念は変わりません。現在は「山の神の木」と呼ばれ、ちちぶまちづくりの木としても市民に愛されています。
巨木の周りには御柱が立ち、樹齢を物語るがれき肌がくっきりと浮かび上がります。 御神木のたたずまいには、歴史の重みと気高さが漂います。
訪れる人々の心を射抜くのは、御神木が放つ霊気のような何か。深い緑に包まれ、静寂に耳を澄ませば、地球の鼓動が聞こえてくるかのよう。
日常の喧騒から解放され、自然と対話できるこの場所。御神木の前で心が洗われ、新たな気付きがもたらされることでしょう。
秩父の奥座敷に佇む神秘的な存在。伝統と自然に抱かれ、魂の癒しを感じに訪れてみませんか。
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