弘前市の静かな住宅街に、思いがけない光景が広がっています。そこには馬の群れが草を啜り、のんびりとした日々を過ごしています。この「高杉の馬」は、地元の方が大切に世話をされているのだそう。近所の保育園の散歩コースにもなっているため、子供たちにとっても馴染みの存在なのです。
春には愛らしい仔馬の誕生を、夏は緑の草原で草食む姿を、秋には実り豊かな収穫期の喜びを、冬には厳しい寒さに耐える強さを垣間見ることができます。普段は4~5頭ほどいますが、出産シーズンには一時的に数が増えるのだとか。自然の循環に寄り添う馬たちの姿は、都会では味わえない貴重な体験です。
かつては存在すら知られていなかった「高杉の馬」。しかし、地元の人々の愛情によって大切に守り続けられ、今やgoogle mapの観光スポットとしても紹介されるようになりました。地域に息づく馬と触れ合う機会は、弘前ならではの魅力だと言えるでしょう。