鞍馬の奥座敷、護法魔王尊の傍らに

山奥に佇む神秘的な空気

京都の北西部、鞍馬山の奥地に佇む鞍馬寺の「奥の院」。参道を進むにつれ、都会の喧噪は遠のき、樹々の緑と新鮮な空気に包まれる。そこには"護法魔王尊"と呼ばれる不思議な仏像が鎮座している。

天空からの使者と伝えられる神秘の尊像

この護法魔王尊は、ヒンドゥー教の神話に登場する存在で、650万年前に金星から地球へと使者として遣わされたと語り継がれている。その神秘的な逸話から、パワースポットとしても知られる。

源義経公の霊も祀られる"魔王の棲家"

奥の院は、武者修行の地としても名高い。伝説の武将・源義経公の霊も祀られ、「魔王の棲家」と呼ばれる由緒ある場所だ。静寂の中に漂う神々しい気配に、訪れる人々は思わずしばし佇む。

貴船神社へと続く小道

奥の院を後にすれば、そこから貴船神社へと続く小道が現れる。鞍馬山の自然に抱かれながら、ゆったりと歩を進めることができる。京都観光のハイライトを堪能できる、絶好のコースといえるだろう。