平穏な山里に佇む小さな食堂「スナックみちづれ」。築数十年の木造建築は、まるで時の流れに恵まれた気さくな古里親戚の家を思わせます。しかし、そこには昔ながらの温かな人情が息づいています。ご主人の笑顔と愛情たっぷりの手料理に、疲れを癒やされに訪れる常連さんの姿が目に浮かびます。
メニューには、見慣れた天ぷらやおでんといった定番の他、季節の山菜や新鮮な川魚を使った手の込んだおかずも並びます。自家製の漬物や手作りのおつまみは、一品一品職人の技が光ります。ミネラル豊かな地酒のひと杯を傾けながら、味わい深い山の恵みを心ゆくまで堪能できるでしょう。
小さな店内には、こぢんまりと長椅子が並び、カウンターを挟んで常連さん同士が世間話に花を咲かせています。時折聞こえる山里ならではのくすぐったい言い回しに、観光客でも自然と引き込まれてしまうかもしれません。そんな素朴な交流の場こそ、みちづれの醍醐味なのかもしれません。
スナックみちづれは、少しおばあちゃん家を思わせる懐かしい雰囲気に包まれていますが、そこには心温まる人情と山の幸が詰まっています。日常から離れ、ほっこりとした時間を過ごしたい方におすすめの隠れ家的な空間です。