長崎県平戸市の静かな田園風景に、レンガ造りの美しい教会が佇んでいます。カトリック山田教会は、大正時代に建てられた歴史ある建物で、外観からは信仰心の深さを感じ取れます。
玄関部分は石積み、その他の外壁はレンガ造りとなっており、シンプルながらも味わい深い佇まいです。中に入ると、蝶の羽を使った繊細なレリーフに魅了されるでしょう。大正ロマンを感じさせる建築美に酔いしれてみてはいかがでしょうか。
内部の目を惹くのが、「こうもり天井」と呼ばれる天井の造形美。教会建築の伝統と技術の粋を集めた、大正時代の匠の芸術性が現れています。静かに祈りを捧げられる空間は、まるで異空間に迷い込んだよう。
小さな村の中にあるこの教会へは、狭い道を進む必要があります。でも、穏やかな田園風景の中を歩くのは、日々の喧騒から解放される良い機会。のんびり散策しながら、教会の佇まいを眺めるのも楽しみの一つです。
都会の喧騒から離れ、この小さな教会に立ち寄ってみましょう。心に残る風景と建築に出会えるはずです。