鹿児島県の最南端に位置する与論島。その島のほぼ中央に、不思議な駅が存在します。その名も「ヨロン駅」。実際の鉄道は走っていませんが、ここは星空を眺める絶好のスポットとして知られています。
ヨロン駅は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をモチーフにしています。駅のホームには本物のレールと車輪が置かれ、まるで銀河鉄道が実在するかのような雰囲気を醸し出しています。昼間でも十分に楽しめますが、夜になると本領を発揮します。
与論島は光害が少なく、澄んだ夜空を楽しめることで有名です。ヨロン駅は島内でも特に星空観測に適した場所として知られています。晴れた夜には、天の川がくっきりと見え、まさに銀河鉄道に乗り込んだかのような体験ができるでしょう。
ヨロン駅は単なる観光スポットではありません。ここから港まで続く遊歩道は、断崖絶壁からの絶景が楽しめます。青い海と空、白い砂浜のコントラストは息をのむほどの美しさです。
ヨロン駅は、与論島の魅力を凝縮したスポットです。昼は絶景を、夜は星空を楽しめる、まさに一石二鳥の観光名所です。現実世界と夢の世界の境界線に立つような、不思議な体験ができるでしょう。与論島を訪れたら、ぜひヨロン駅で銀河鉄道の旅をお楽しみください。