北九州市門司区の入り江に位置する「ブルーウィングもじ」は、全長約110メートルの大規模な跳ね橋です。この橋は門司港のシンボリックな存在として、運河を行き交う船舶の通行を可能にする役割を果たしています。
ブルーウィングもじは一日に6回、決まった時間帯に開閉します。橋が開く際には穏やかな音楽が流れ、ゆっくりと2つに分かれて跳ね上がります。傾斜の急な橋の様子は迫力満点で、観光客を魅了しています。
開閉の演出はまるで芝居のように見応えがあり、開橋時の約20分間は歩行者の通行ができません。しかし、この短い待ち時間を味わうことで、門司港ならではの風情を体感できるでしょう。
開閉時の光景は、門司港レトロ地区の人気の撮影スポットとなっています。プレミアホテル門司港の展望台からは、ブルーウィングもじと関門橋が同時に望める絶景が広がります。
太陽の位置や空模様によって、橋の表情も変わるため、何度訪れても新鮮な驚きがあるかもしれません。夜にはライトアップされた幻想的な姿も楽しめます。
ブルーウィングもじは、門司港レトロの穏やかな雰囲気に調和しています。地元では、「橋が閉じて最初に渡ったカップルは一生別れることがない」との言い伝えもあり、恋人の聖地としても知られています。付き合いたてのカップルにとって、ロマンティックな思い出作りの場所となるでしょう。
ブルーウィングもじを訪れれば、門司港の歴史と文化に触れられるだけでなく、わくわくするような体験もできます。門司港レトロ地区を訪れる際は、ぜひこの魅力的な跳ね橋に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。