伏見稲荷大社といえば、真っ先に思い浮かぶのが朱色の鳥居が立ち並ぶ光景ではないでしょうか。数千基もの鳥居が連なる「千本鳥居」は、まさに圧巻の一言。朝霧に包まれた早朝や、夕暮れ時の柔らかな光に照らされた鳥居は格別の美しさを放ちます。
鳥居をくぐり抜けていくと、まるで異世界に迷い込んだかのような不思議な感覚に包まれます。日常から切り離された神秘的な空間で、心静かに参拝の道を進んでみてはいかがでしょうか。
千本鳥居の先には、稲荷山への登山道が続いています。山頂までは約2時間ほどの道のりですが、その価値は十分にあります。登るにつれて観光客の数は減り、静寂に包まれた山道を楽しむことができます。
途中には休憩所や自動販売機もあるので安心です。山頂からは京都市街を一望できる絶景が待っています。ただし、夏場は暑さ対策を忘れずに。スニーカーと十分な水分補給は必須です!
伏見稲荷大社は商売繁盛の神様として知られています。参拝の際は、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全などを祈願しましょう。本殿での参拝後は、奥社めぐりもおすすめです。
また、境内にはきつねの像が多く見られます。これは稲荷大神のお使いとされるもので、玉や鍵を咥えている姿が印象的です。
人気スポットだけに、昼間は非常に混雑します。ゆっくり参拝したい方は、早朝がおすすめです。駐車場は5時から開いており、8時頃までなら比較的空いています。
ただし、近年は早朝でも外国人観光客が多いので、完全に人のいない写真を撮るのは難しいかもしれません。また、お土産屋さんは9時頃からの開店が多いので、参拝後に立ち寄るのがよいでしょう。
京阪本線の伏見稲荷駅から徒歩ですぐです。駅舎自体も神社風の造りになっているので、到着した時から観光気分を味わえます。
周辺には飲食店も多く、参拝後に名物の稲荷寿司や鯖寿司を味わうのもおすすめです。京都観光の定番スポットとして、ぜひ訪れてみてください。