岩城の歴史と魅力に浸る ― 古い町並みに残る風情

愛媛県越智郡上島町の岩城地区は、江戸時代から続く古い町並みが残る静かな場所です。主な観光スポットは「岩城郷土館(旧島本陣)」で、この建物は廻米問屋の息子が江戸時代に建てた屋敷です。館内では当時の生活用品や農具、古文書などを展示しており、過去の暮らしに思いを馳せることができます。

岩城郷土館の見どころ

入館すると、まず趣のある玄関廻りが目に入ります。窓からは小さな坪庭が望め、石畳の廊下を進むと広い座敷へと続きます。その座敷からは中庭を一望でき、静かな佇まいと歴史的な雰囲気に浸ることができるでしょう。

展示品の中でおすすめは明治時代の古文書です。当時の生活様式や人々の考え方がうかがえ、岩城の歴史を肌で感じられます。また、農具などの生活用品からは、先人たちの知恵と工夫が伝わってくるはずです。

時を越えた町並みを散策しよう

岩城郷土館を後にすれば、そのまま岩城の町並み保存地区を散策することができます。石垣に囲まれた路地裏には、かつての面影が色濃く残されています。風格ある町家や土蔵、塩釜神社などを眺めながら、ゆったりと歩いてみるのもおすすめです。

まるで時を越えて江戸時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえる岩城。歴史に思いを馳せながら、今に残る人々の暮らしの知恵や心遣いにも注目してみてはいかがでしょうか。