東京の下町にひっそりと佇む、独特な雰囲気を持つ壁画美術館があることをご存知ですか?品川区二葉にある旧杜松小学校の壁画は、本物の屋外美術館として地元の人々に親しまれています。この記事では、趣のある作品の数々と共に、この場所の魅力を余すところなくご紹介します。
旧校舎の外壁一面に描かれた、鮮やかな色彩の絵画は圧巻の一言。子供の頃の夢や憧れを映し出す、親しみやすい作品群が並びます。中にはおなじみのキャラクターを筆致の違う複数の画家が表現した異色の作品も。様々な表現方法に出会えるのも、この場所ならではの醍醐味です。
学校の敷地内だけでなく、周辺の住宅街の壁にも壁画が描かれています。職人気質の方々による力強い筆さばきの作品もあれば、子供の手による可愛らしい落書きのような作品も。そんな様々な作品が、レトロな路地裏の風情と調和しています。散策するだけでも、とても楽しい時間が過ごせるはずです。
学校の廃校に伴い生まれた壁画アート。当初は一時的なものだったはずですが、作品の魅力から地域に根付き、今や街の名所の一つに数えられています。老若男女を問わず、多くの人々に愛される存在となったのは、この壁画の素朴で心に残る魅力の賜物と言えるでしょう。
ご紹介した他にも、季節によって異なる表情を見せる作品など、見所満載の屋外美術館です。観光地として知られる東京の人気スポットから一歩はずれた、この場所にも足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと都会の喧騒を忘れ、心に静かな潤いを感じられるはずです。