歴史に彩られた名古屋を象徴する、カトリック主税町教会。この教会は、1887年に設立された東海地方最古のカトリック教会です。主税町の古風な町並みに佇む教会は、レトロな雰囲気と洗練された佇まいが魅力的です。
正面の3連アーチと鐘楼が印象的な教会本堂は、1904年に建てられた由緒ある建造物です。さらに、司祭館と信者会館は国の登録有形文化財に指定されており、時代を超えた建築美を堪能できます。
敷地内を進むと、日本で2番目に古いルルド洞穴が待っています。富士山の火山岩を用いて1909年に造られたこの洞穴は、聖母マリアが出現したルルドの光景を再現しています。静寂に包まれた空間は、まるで異世界への入り口のようです。
教会周辺には、レンガ造りの塀や巨木のケヤキなど、歴史を感じさせる風情があります。文化の道を散策しながら、この地域の文化的価値を体感してみてはいかがでしょうか。特別な日には、年に一度の鐘の音も楽しめます。
カトリック主税町教会は、名古屋の歴史と文化が凝縮された、静かな佇まいの中にユーモアを感じさせる魅力的な観光スポットです。歴史を感じながら、新鮮な発見に出合えるでしょう。