世界遺産の玄関口、手向山八幡宮
東大寺の守り神として749年に創建された手向山八幡宮は、奈良の世界遺産を代表する名所です。東大寺大仏殿の目の前にあり、参拝者に威風堂々とした姿を見せています。
古刹に息づく歴史ロマン
境内に足を踏み入れると、菅原道真公の歌碑や源頼光の鬼退治の壁画など、古き良き時代の風情に触れられます。秋には手向山の紅葉が絶景を演出し、詩人たちが錦のような景色を詠んでいました。
祈りの神々と出世の願い
本殿では応神天皇をはじめ、5柱の神々が祀られています。「出世開運」「武運長久」のご利益があり、参拝者は合掌して心より願いを込めるのです。
ひと味違う、おみくじの世界
おみくじも奈良らしい趣向が凝らされています。ハート形の「向かい鳩」おみくじは、縁結びの神様に祈りを捧げる珍しい形です。運勢に一喜一憂しながら、不思議な体験に浸れるでしょう。
手向山八幡宮は、奈良の世界遺産に隣接しながら、独自の神域を確かに持つ神社です。歴史ロマンと現代趣味が見事に融合した、ちょっと懐かしく新鮮な空間を味わえます。