古き良き日本の風情を感じられる店内で、上品な味わいの会席料理が堪能できる。それが、各務原市にひっそりと佇む老舗和食店「食彩和房いちい」だ。
いちいの名物は、旬の食材を生かした季節感あふれる会席料理。目で見ても美しい盛り付けに、思わず見とれてしまう。しかし、口に運べばそこには上品な味わいが広がり、素材の持ち味を存分に味わえる。
前菜の一つひとつにも、職人の技が光る。みぞれ煮は、ゆずの香りが食欲をそそる。薄味ながらも、素材の旨味が丁寧に引き出されている。
店内は、掘り炬燵の座敷や広々としたカウンター席など、シーンに合わせて選べる。年配層の常連客も多いが、一人でも気兼ねなく入れる雰囲気だ。
平日限定のランチコースは2,000円から。しっとりとした空間の中で、ゆったりとした時間が流れる。ちょっと贅沢な大人のひとときがここにある。
いちいは、古きよき日本料理の魅力を体現する名店だ。味わいの中に流れる、日本人ならではの繊細な心遣いに酔いしれられるはずだ。都会の喧騒から離れ、この隠れ家で心に残る一皿に出合ってみてはいかがだろうか。