下関市長府の小さな路地に佇む「安餐庁」は、創業から100年以上の歴史を誇る老舗中華料理店です。この地域に根ざした味を守り続けながら、時代とともに進化を遂げてきました。
夏場の名物メニューは、具材がたっぷり入った冷やし中華。2,000円とリーズナブルな価格ながら、鶏肉、チャーシュー、海老、キクラゲなど彩り豊かな具材が盛りだくさん。さっぱりとした味わいながらも、食べごたえ抜群の一品です。
冷やし中華以外にも、青椒肉絲、酢豚、マーボー豆腐など、本格的な中華料理の味を楽しめます。こってりした濃厚な味付けではなく、素材の風味を生かした上品な味わいが特徴です。
古き良き時代の面影を残す店内は、レトロでノスタルジックな雰囲気に包まれています。ゆったりと流れる時間の中で、ひと味ひと味を味わう。それがこの店の醍醐味です。
下関へ足を運んだら、ぜひ安餐庁の味にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。時を越えて受け継がれた、山口の古くからの味にきっと出会えるはずです。