岩手県の東北地方、三陸復興国立公園に位置する大槌町。海に面した小さな町ながら、雄大な自然と古くから守り継がれてきた文化が融合した魅力に溢れています。町の「花」である岩手県の県花ツツジ、「鳥」のカモメ、「木」のクロマツ、そして「魚」のサンマは、大槌町の自然の恵みを表しています。
大槌町の象徴的な景色の一つが、海岸沿いに建つ風車群です。東日本大震災による津波の被害から立ち直り、再生可能エネルギーの活用に力を入れた町の姿勢がうかがえます。夕日に映える風車のシルエットは、美しい光景です。
新鮮な魚介類が自慢の大槌町では、港で水揚げされたばかりの海の幸を味わえます。町内の食堂や直売所で購入できるほか、漁師体験ツアーに参加すれば、船上から魚を捕ることもできます。三陸の豊かな海を体感できるでしょう。
町内には、国の重要文化財に指定された古刹や、伝統的な町家が点在しています。震災の爪痕も残る中、大切に守り伝えられてきた文化財を眺めると、大槌町の歴史の重みを感じることができます。
豊かな自然と文化が織りなす大槌町の魅力は、どこを切り取っても深く、旅人を虜にしてしまうはずです。三陸の海の恵みに触れ、風車と文化財が共存する町並みを散策するなど、充実の旅程が期待できます。