数々の自転車ロードを抜けた先にたたずむ、この小さな茶房。昔ながらの喫茶店風の落ち着いた佇まいが、疲れを癒してくれます。開店23年の歴史が感じられる店内は、まるで時間が止まったかのよう。ゆったりとしたソファに腰かけながら、おいしいコーヒーを味わえば、旅の疲れも吹き飛びそうです。
この茶房の醍醐味は、何よりもオーナーの明るく気さくな人柄です。お客さんひとりひとりを温かく迎え入れる笑顔に、まち中の憩いの場という実感がこみ上げてきます。都会の喧騒から離れ、ほっと一息つける、そんな落ち着いた空間が広がっています。
茶房で味わえる、クラシックな喫茶文化の良さに心惹かれます。洗練されたサービスはありませんが、それが良し。昔ながらの良き習慣が息づく空間で、ゆったりとした時間が流れます。近代化の波にもまれず守り続けてきた、茶の文化の香り高い魅力を、存分に体感できるはずです。
旅の途中で立ち寄れば、心も体も癒されることでしょう。茶房の扉を開けば、そこには旅人の心を労る、穏やかな空間が広がっているはずです。