奈良県宇陀市の奥座敷に佇む「奈の音」は、江戸時代に建てられた古民家を改装したゲストハウスです。主屋は樹齢300年を超える大黒柱が支える質素な佇まいながら、欅の一枚板の扉や広々とした書院など、当時の商家の気品を今に伝えています。敷地内には土蔵が2棟あり、静かな佇まいと共に過去の賑わいを偲ばせてくれます。
周囲を見渡せば、かつての関所の門や町家が点在する風情ある景色が広がります。夜は満天の星空を眺めることができ、朝はその日の朝食に使われた卵を採れる可能性も。小川にはホタルが乱舞し、自然の営みを間近に感じられます。都会とは程遠い、この世とは思えない非日常な時間が体験できます。
客室は土壁に囲まれた趣のある造りで、薪ストーブの温かな炎が心地よい雰囲気を醸し出します。朝食には棚田で作られた米を使った土鍋ごはんや、自家製の香り高い出汁が使われた茶粥が供されます。古民家ならではの懐かしい味わいが、これまでの喧騒から解き放たれ、心を静めさせてくれるでしょう。
価値ある歴史的建造物で味わえる極上の静けさ。里山の豊かな自然に抱かれた癒しの時間。そして、心に残るおもてなしと味わい深い料理。「奈の音」では、旅の醍醐味たる出会いと思い出が待っています。古都の奥座敷で、かけがえのない旅の想い出を作りませんか。
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