日本画の作品の数々が鑑賞できる山種美術館は、東京・広尾の閑静な住宅街にひっそりと佇む隠れ家的美術館です。館内に足を踏み入れると、木の温もりに包まれた落ち着いた空間が広がります。
山種美術館は、明治から現代に至る日本画の名品を数多く所蔵する国内有数の日本画専門美術館です。奥村土牛の桜の名作「醍醐」をはじめ、横山操や小杉放庵、東山魁夷らの傑作が、企画展の合間に館蔵品として公開されています。
2024年春の企画展「花Flower華」では、日本画家たちによる花の表現作品が一堂に会しています。桜の名品「醍醐」の他、若冲の「南浜蒲生図屏風」など、華やかな花々が織りなす美の世界に酔いしれられます。
美術鑑賞の合間には、併設の「椿」カフェでひと休み。老舗菓子店「菊家」の和菓子と抹茶のセットは、絵にインスピレーションを得た上品な味わいが楽しめます。
日本画の魅力に触れる機会は意外と少ないかもしれません。でも、日本の伝統文化に親しみながら、現代作家の作品にも出会える山種美術館は、そんな日本画の魅力を堪能できる隠れ家的存在なのです。
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