Reviews
ほのか
はじまりはここから
My best of the best restaurant
初めて来たのは9年前。20代だった私の世界が変わりました。それまで訪れたfine dining とは全く異なる体験をさせてもらいました。
それから東京の、所謂「良いお店」に行くの楽しみに仕事に励むように。旅好きのパートナーと一緒になってからはWorld best restaurants から行き先を選び、ヨーロッパ、アジア、南アフリカのお店を巡るようになりました。上位のお店やBest of the bestのお店たちにも行ける幸運にも恵まれました。
素晴らしいお店はたくさん出会いましたが、
こちらと同じくらいの体験が出来るお店はとても希少で、私が飛行機に乗ってでも行きたいお店は、こちらと、スペインのEl Celler de Can Rocaだけです。
自国の食材、飲み物、文化を大切にし、高級店だけど親しみやすい接客でとても心地よい空間が大好きです。
今回特に気に入った組み合わせは、
白ワインとお魚、甘い日本酒とチーズ、デザートとスパークリングワイン。
お料理は、
豆腐サワークリーム、日本産のキャビア、春の苦味たっぷりの蕪、筍、鴨肉のパリパリの皮。
至福の時間に感謝。
E A (Coco)
自然なものの美味しさを最大に引き出した料理の数々でした。50種類の野菜はすべて国産でそれぞれに別の味が付いていました。蛤のリゾットにはお出汁が効いていたり、名品蕪はナイフを入れるとふわっと水分があふれ出てきたり、鴨の胸肉は表面カリカリ中はふんわり(絶品!)、ラビオリは蕗と味噌と鴨肉だったり・・。ただ、それだけではなく、食材の無駄を省き、チーズを作った後の乳清で羽太(白身魚)に火を入れたり(ポシェ)、自家製チョウザメのサメの肉は賄いにしたりしているのだそうです。最後に抹茶を点てて下さるのですが、とても綺麗な所作で、それもそのはず、スタッフの皆様は茶道のお稽古に通われているのだそうです。何よりも素敵だなと思ったのは、インパクトレポートの中に、2030年までの目標としてスタッフのWell-being95%(!)と書かれていたことです。働く人が幸せで健康であることが訪れる人々に満足を提供して下さること、神髄ですね。幸せな時間をありがとうございました。
masashi matsuura
凄まじく美味しいし、サービスも素晴らしかった。
サラダ
こんなに美味しいサラダは食べたことがない。感動した。日本から野菜不足が撲滅できそうなくらい美味しくて毎日食べたい。
蕪のスペシャリテ
こんなにジューシーな野菜があるのかと驚愕した。
鴨肉
肉が柔らさと皮の食感を最大限引き出していた。生臭さも全くなく驚いた。
サービス
ケチのつけようが無い。
トイレ使用中の時はその旨を伝達し席で待てるようにしてくれた。また空いたらすぐに伝えてくれて驚いた。
食事の説明や感想の会話は、海外で良くある"美味しいやろ?"の押し売り感が無くとてもスムーズだった。半端ないコミュ力を感じた。
その他
パンが美味しくて、全部食べたらデザートの前にほぼ満腹になった。パンは少し控えめにすればよかった。
S L
素晴らしいの一言でした。
ミシュラン店は、いろいろ行ってますが、食事、サービス共に大満足したのは久しぶりでした。
夫婦共にあまりお酒が飲めないので、ノンアルコールでのペアリングをお願いしましたが、全てお料理にもよく合い、バッチリでした。
特に肉料理の時にきた、ザクロとニンジン、スパイスなど合わせた赤ワインもどきは、鴨料理とのバランスが素晴らしかったです♪
お料理、飲み物、共にクリエイティブで美味しかった!
スタッフの方々のサービスもフレンドリーで温かく、高級店によくある押し付けがましさもなくて、心地よく過ごせました。
最後のお土産などの心遣いやサービスの裁量も程よく、また行きたい店の一つになりました。
過去のレビューなど拝見しましたが、きっとここまで来られるまでにたくさん試行錯誤し、さまざまなご苦労があったのであろうと拝察致しますが、きっとそれがあったからこその今だろうかと思います。
食材が無駄にならないように配慮されたメニューを考えながらのこのクォリティは、素晴らしいと思いました。
また行きます!
ホーリー
想像していたよりこぢんまりと小さな空間の店内にサービススタッフの陣容は贅沢な配置。
エレガントでスマートなサービスはホスピタリティと自身に満ち溢れています。
豊富な知識と穏やかな語り口で、食事を更に素晴らしいものにしてくださり居心地の良さを演出。
お料理はシェフのこだわりと素材に対するリスペクトに溢れ茶道の精神に基づき非常に繊細でパワフル、お味の構成を突き詰めて考え尽くされた慈愛に満ち溢れたとても身体に優しいものでした。
随所に素敵なプレゼンテーションが施され最後のお点前も流石で、あゝ来て良かったと思える素晴らしさでした。
これは一つの経験と言える素晴らしいお食事で、確かにわざわざ旅をしてでもこの食事の為に訪れるべきものであると思えるものでした。