東京の街を歩けば、ちょこちょこと古き良き風情が残る路地裏に出くわします。そんな場所にたたずむ食堂「みなと食堂」は、昭和の空気が色濃く残る名物店です。
恵比寿駅から徒歩数分の路地を入ると、看板が目に入ります。レトロな雰囲気の店構えに、昭和の匂いが漂っています。暖簾をくぐると、カウンターと小上がり座敷で構成された昔ながらの定食屋の佇まいです。
こぢんまりとした店内で、熟練の板前が活きの良い魚を手際良く捌きます。旬の魚介を使った贅沢な海鮮丼が看板メニューです。ネタの鮮度と味付けにはこだわりが感じられ、職人の技が光ります。
ご飯は、しっかりとした食感で上品な味わいが特徴的です。味噌汁や小鉢があれば、昔ながらの家庭料理を思い出す、そんな素朴な美味しさです。値段は手頃で、ゆっくりと時が過ぎゆく居心地の良さも魅力です。
昭和レトロな佇まいと、上質な食材を活かす職人技。カジュアルな雰囲気ながら、知る人ぞ知る隠れ家的名店が、恵比寿の裏路地に佇んでいます。