史跡 • 日本、〒100-0002 東京都千代田区千代田1−1, 東御苑, 皇居
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江戸時代の将軍の居城・江戸城にはかつて、本丸御殿の大広間から白書院へと続く長い廊下がありました。これが「松の大廊下」です。長さ約50m、幅約4mの畳敷きの廊下に沿って、松と千鳥の絵が描かれた襖戸が連なっていたことから、その名がついたと言われています。
この松の大廊下は、赤穂浪士討ち入りの発端となった、浅野内匠頭長矩による吉良上野介への刃傷(にんじょう)事件の舞台として知られています。1701年3月14日のこと、浅野が高家筆頭の吉良に斬りかかったのがこの場所だったのです。
現在の松の大廊下跡には、立看板と石碑が設置されているだけですが、かつての武家の絢爛と規律の厳しさが色濃く残る場所です。訪れる人々は、江戸城の豪壮な姿を想像しながら、日本の歴史に思いを馳せることでしょう。
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