静岡県内最大の前方後円墳、「浅間古墳」。この謎に包まれた巨大古墳を訪ねてみましょう。
緑に覆われた巨大な墳丘は、4世紀頃に築かれたと考えられています。当時の地域の首長が眠る、由緒ある墓所なのです。山の上から駿河湾を一望できる立地は、権力者にふさわしい風格があります。
発掘調査はされていませんが、墳丘の保存状態は良好。前方部の角まで残る壮大な姿から、古代の王権がしのばれます。古墳時代に思いを馳せながら、当時の威容を体感できるでしょう。
アクセスは神谷駅から15分ほどの坂道を登りますが、道中の眺望も素晴らしい贅沢な景色が広がります。ただし案内板が少なく、分かりにくい点はあります。バイクでの訪問がおすすめかもしれません。
浅間古墳は、静穏な雰囲気に包まれた貴重な古代遺産。歴史の奥深さを感じながら、ゆっくりと散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。