名古屋の中心街、ビル街に佇む桜天神社。桜通りに面しながら、周りを高層ビルに囲まれているこの神社は、まるで都会の中の隠れ家のよう。しかし、そのコンパクトな境内には、織田信長ゆかりの歴史を伺わせる石碑や、願い事を込めた牛の像など、見どころが凝縮されています。
桜天神社の境内には、織田信長が名古屋城を目指して進んだルートを示す「信長攻路の石碑」が建てられています。この石碑は、織田家ゆかりの神社だけに設置されているそうです。歴史に思いを馳せながら、この石碑を眺めるのも一興。
桜天神社は、山田天満宮、上野天満宮と並ぶ"名古屋三大天神"の一つに数えられています。学問の神様を祀る天満宮は、多くの参拝客で賑わいますが、桜天神社はひっそりとした佇まいが魅力的です。
境内には、珍しい牛の像が設置されています。この牛には、願い事を書いた絵馬を吊るすことができます。都会の喧騒から離れ、ひとときの静けさを味わいながら、心に願いを込めてみてはいかがでしょうか。
桜天神社へのアクセスは便利です。名古屋市営地下鉄東山線・鶴舞線の「伏見」駅から徒歩5分、名古屋市営地下鉄桜通線の「久屋大通」駅からも徒歩圏内です。名古屋の中心街にあるので、観光の合間に立ち寄るのにぴったりの神社といえるでしょう。
名古屋を代表する神社の一つ、桜天神社。都会の喧騒から離れ、歴史と静けさに触れる、そんな贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。