蔵王連峰の麓に佇む蔵王温泉は、古くから湧き出る名湯に恵まれた温泉地です。その中心に位置する「伝統こけしの宿 招仙閣」は、歴史ある温泉文化と現代の快適さを両立した魅力的な宿泊施設です。
この宿に足を踏み入れると、まずその古風な佇まいに目を奪われます。しかし、玄関を入るとそこは見事なこけしの世界が広がっています。階段の手すりには無数のこけしが並び、廊下の壁面にも赤や青、緑などの色鮮やかなこけしが飾られています。歴史ある伝統工芸に触れられる贅沢な体験ができるのです。
客室は和風の落ち着いた造りで、リノベーションによりモダンな設備が整えられています。しかし、この宿の最大の魅力は間違いなく湯治場にあります。館内には源泉かけ流しの内湯がありますが、目の前には共同浴場「下湯」があり、上湯や川原湯といった他の名湯へも徒歩圏内です。泉質の異なる湯めぐりを楽しめるのが醍醐味です。
温泉街が目の前に広がり、徒歩圏内には飲食店やコンビニエンスストアもあるため、宿からすぐに散策を楽しめます。また、スキー場へのアクセスも良好で、冬期はゲレンデを満喫できます。
古風な外観と館内のこけし展示で伝統の趣を感じつつ、リノベーション済みの客室と充実の設備で現代の快適さも味わえる、この宿は蔵王温泉の魅力を余すところなく堪能できる、まさに最高の拠点なのです。