伊賀国の忍者魂が息づく駅

上野市駅は三重県伊賀市にある伊賀鉄道の駅です。正式名称は別れても、地元では愛称「忍者市駅」の名で親しまれています。その理由は、あちこちに潜む忍者のフィギュアや装飾にあります。忍者に因んだユーモア溢れるデザインが、この駅の魅力を引き立てています。

忍者がひそむレトロな佇まい

100年以上の歴史を誇る上野市駅の駅舎は、直角に折れ曲がった独特のデザインが特徴的です。レトロな雰囲気が漂う木造の建物は、時代を超えて愛されているこの地方私鉄の顔となっています。駅構内やホームでは、忍者の小道具や置物が隠れ家のようにちりばめられ、訪れる人々を楽しませてくれます。

忍者ラッピング列車で伊賀路を巡る

伊賀鉄道では、忍者にちなんだラッピング電車が運行されています。車内にも忍者グッズが飾られ、伊賀の文化を感じられる工夫がなされています。上野市駅から伊賀神戸駅までの路線は、のんびりと車窓から眺める風景が楽しめます。桜の季節や真冬の静かな時期がおすすめです。枕木オーナーになるなど、ローカル線を体感するさまざまな企画も用意されています。

上野市駅へは車でもアクセスできます。駅前の駐車場は最初の60分は無料、以降は30分ごとに100円の料金が発生します。

伝統の忍者文化を体感できる魅力溢れる駅

上野市駅は単なる通過点ではありません。忍者という伊賀の誇りが息づく、魅力溢れるスポットなのです。観光の拠点としても最適で、訪れる人々に笑顔と思い出を残してくれるはずです。