十三湖の中島に佇む市浦歴史民俗資料館は、青森の歴史と文化を語る上で欠かせない存在です。この小さな博物館は、オセドウ貝塚遺跡から十三湊の栄華を経て衰退に至るまでの、長きにわたる地域の軌跡を展示しています。
中でも目を引くのが、中世の名門安東氏に関する展示コーナーです。十三湊は平安時代から室町時代にかけて栄えた港町で、安東氏とも深い関わりがありました。その歴史的背景や発掘された遺物が、わかりやすく解説されています。
資料館へは、木橋を渡って中の島へと足を運びます。キャンプ場併設の自然豊かな場所に立地しており、歩きながら十三湖の風景も満喫できます。駐車場では地元グルメのシジミ汁やラーメンも味わえる賑わいです。
歴史に思いをはせながら、この地の豊かな自然を体感できる、まさに歴史と風景の両面から五所川原を堪能できる小さな宝石のような施設と言えるでしょう。#ちょっと足を伸ばして新たな発見を