博多の隠れ家的人気店、六味亭の魅力に迫る

福岡県糟屋郡志免町の住宅街に佇む「博多あご出汁中華そば 六味亭」。開店以来、その独創的なメニューと絶品の味わいで、ラーメン通の間で評判となっている名店です。

和食出身シェフによる斬新な一杯

六味亭のラーメンの特徴は、出汁に魚介の旨味を活かした博多風の味付けにあります。店主は元和食店の板前出身。伝統の味を生かしつつ、中華そばという新たな形で表現することに挑戦しました。

黄金に輝く味濃厚なスープには、あごやカツオなどの魚介だしがしっかりと効いています。そこに挽き肉やニンニクなどの薫りが重なり、独特の風味が生まれています。麺は小麦本来の旨味を堪能できるよう、こだわりの製法で作られています。

珠玉のメニューが人気の源

人気メニューは「味玉中華そば」と「魚介担々麺」の2つ。どちらを選んでも後悔はありません。

中華そばは、あご出汁のコクと旨味が際立つ一杯。生のキクラゲがアクセントになっています。ゆで卵の黄身が濃厚スープにとろりと溶け込み、味わいを一層豊かにしてくれます。

一方の魚介担々麺は、まさに革新的な一杯。香り高い胡麻と肉味噌のハーモニーが絶妙で、食欲をそそります。ナッツのようなうまみを感じる食感も格別です。辛みとコクのバランスも見事で、ヤミツキ必至の逸品です。

店内はコンパクトだが、回転は早い

店内はカウンター席7席とテーブル席3卓の小さなお店です。しかし、行列が出来ることからも人気の高さがうかがえます。ただし回転は早いので、長時間待つことはほとんどありません。駐車場も共同の19台分があり、車で来店しやすい点もメリットです。

六味亭の魅力は、和と中華が見事に融合した独特の味わいにあります。福岡を訪れた際には、是非この隠れ名店に立ち寄り、ラーメンの新境地を体験してみてはいかがでしょうか。