東京・八丁堀の一角に、素朴な雰囲気を残す中華料理店「中国酒菜 好来」があります。この老舗では、昔ながらの味わいと手造りにこだわった本格的な中華料理を堪能できます。
店内に足を踏み入れると、一瞬東京の街からはるか離れた場所に来たかのような気分になります。薄暗い照明と渋い木の内装、そして中華街から買い付けたという古釜からは、懐かしい豊かな香りが漂っています。
好来の料理は、老舗ならではの真髄を味わえると人気です。麻婆豆腐は挽きたての肉みそと豆腐のバランスが絶妙。酢豚の衣はカリッと香ばしく、ソースは深い味わいが特徴です。他にも、燻製の香りが食欲をそそる北京ダック、滑らかな舌触りが印象的な杏仁豆腐など、職人の技が光る一品が揃っています。
ランチタイムには、角煮白菜春雨の煮込みなどのセットメニューが人気。価格は700円前後とリーズナブルながら、ボリュームは十分です。夜は宴会コースが好評で、飲み放題付きでも手頃な値段設定になっています。
懐かしさと手造りにこだわった本格中華が魅力の好来。東京の街からひと踏み違えれば、いつの時代も変わらぬ香りと味にたどり着けます。