古事記に登場する神話の地、大和三輪。そこに鎮座する大神神社は、日本最古の神社と称される格式ある社殿です。国宝に指定された三輪山がご神体とされ、参拝の際は三ツ鳥居越しに山を遥拝する伝統的な形式が残されています。
最寄りの三輪駅から徒歩5分ほどの距離にあり、電車を利用するのが便利です。車でも複数の駐車場が完備されており、初詣シーズンでない限り停めるスペースに困ることはありません。大鳥居の近くに停めると、圧倒的な存在感を間近で感じられるでしょう。
参道を進むと、まず巨大な大鳥居が視界に入ってきます。その高さ24m、幅36mの規模は日本一といわれ、人や車と比べてみると圧倒的な存在感に驚かされます。国指定の重要文化財でもある大鳥居を潮り抜けると、三輪山がそびえ立つ風景が広がります。
本殿に続く参道を進むと、摂社の狭井神社に着きます。ここでは身体の健康と病気平癒を祈願する「薬師の宮」として知られ、万病に効くと伝えられる「薬井戸」の湧き水が汲めます。
大神神社の最大の見どころは三輪山そのものです。一般参拝客も登山が可能で、頂上からは桜の名所「大美和の杜」を望む絶景が広がります。山は古来より山岳信仰の対象とされ、御神水の湧き水や銀竜草といった珍しい植物を見ることができます。
参道沿いには屋台が立ち並び、郷土色豊かな雰囲気に包まれます。地元の名物やお土産を求める観光客でにぎわいをみせています。正式参拝では豪華な装束に身を包んだ祭司による儀式を拝観することもできます。
大神神社は太古の神話と自然が息づく神聖な場所。歴史ロマンに心ゆくまで触れられる、奈良を代表する観光スポットです。
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