高松の町並みに佇む高松城跡は、かつての威風堂々たる姿を今に伝える貴重な史跡です。石垣に囲まれた敷地内には、重要文化財の櫓が移築されているほか、鯛やフグが泳ぐ堀など、見どころが満載です。
東門を入ると、枡形の空間が広がります。右手の「埋門」から正面一帯は石垣に囲まれ、かつて「旭門」があった場所は、今も石垣が残っています。さらに進むと、移築された「艮櫓」が現れ、近代と歴史が見事に融合しています。
桜の馬場近くにある堀では、鯛やフグが自由に泳いでいる光景に出合えます。船に乗って堀内を周遊しながら、魚への餌やりを楽しむこともできます。夕暮れ時に訪れれば、陽の光に照らされた艮櫓と水面の景色は、まるで絵画のような美しさです。
城跡を散策した後は、周辺にある古民家カフェやおみやげ店を巡ってみるのがおすすめです。土産物店では高松の名産品や伝統工芸品が並び、この地域ならではの味わいを堪能できるはずです。
終始品格と風情あふれる高松城跡は、歴史好きにはたまらない魅力的な場所。ゆっくりと時間を味わいながら、この地の文化に触れてみませんか。