福井市の中心部に佇む佐佳枝廼社(さかえのやしろ)は、現代的な街並みの中に静かに存在感を放つ神秘的なスポットです。鉄筋コンクリート造りの近代的な外観ながら、一歩足を踏み入れれば、都会の喧騒から離れた静寂の世界が広がります。
佐佳枝廼社は、徳川家康、松平秀康、松平慶永(春嶽)という福井の歴史に深く関わる三人の偉人を主祭神として祀っています。かつては「越前東照宮」と呼ばれ、今でも「徳川家康ゆかりの地」としての誇りを感じさせます。
本殿前に広がる約25万羽の折り鶴の光景は、訪れる人々の心を捉えて離しません。虹色に並べられた鶴たちは、平和への願いと希望を象徴しているかのよう。夜になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。
サンリオファンにとって、佐佳枝廼社は見逃せないスポット。可愛らしいお守りや御朱印帳は、神社の厳かさとポップカルチャーが融合した独特の魅力を放っています。
福井駅や県庁、繁華街からも近く、アクセス抜群。境内下の有料パーキングを利用すれば、車での来訪も便利です。15分無料、45分まで100円、以降30分ごとに100円の料金設定です。
開門時間は朝8時から夕方17時まで。ライトアップされた折り鶴を見たい方は、夕暮れ時の訪問がおすすめです。四季折々の表情を楽しめるので、何度訪れても新しい発見があるでしょう。
佐佳枝廼社は、福井の歴史と現代文化が見事に融合した、唯一無二の聖地です。折り鶴の壮観な光景、歴史的な重みのある祭神、そしてポップカルチャーとのコラボレーションなど、多彩な魅力にあふれています。都市の中心にありながら、心を落ち着かせ、新たな活力を得られる特別な場所。福井を訪れた際は、ぜひこの神秘的な空間で、心洗われる体験をしてみてはいかがでしょうか。