深川の路地裏に佇む「らーめん弁慶 門前仲町店」は、創業50年を超える老舗ラーメン店です。この店は濃厚な背脂とスパイシーな味付けが人気の秘訣で、東京を代表する家系ラーメンの名店と名高い存在です。
最寄り駅は東京メトロ半蔵門線「清川」駅になります。駅を出てすぐの路地を曲がると、赤い暖簾が目印の店構えが現れます。車でも来店できますが、駐車場は狭く料金も高額なので、電車が便利でしょう。
この店の看板メニューは、豚・鶏ガラベースのとんこつスープに、たっぷりの背脂をブレンドした極上の味わい。濃厚な豚の旨味が全面に押し出された、コクと膨らみに満ちた絶品のスープです。
麺は浅草の老舗製麺所「開化楼」で40年以上にわたって作られている中太ちぢれ麺。もちもちとした食感が背脂を絡めてくれます。肉厚のバラロールチャーシューは、じっくり煮込まれて柔らかさを極めています。
この名物ラーメンの隠し味は、豚の頭肉からとった背脂の使い方にあります。溶け込んだ背脂は麺には入れず、トロリとした状態のまま丼の上から"叩き落とす"斬新な製法で供されるのです。これにより、思わず箸が止まらなくなる濃厚な味わいが生まれるのです。
深夜2時を過ぎても行列ができるほど、通好みの人気店。夜通し営業しているので、宵っ張りの〆にもぴったりです。ただし土曜日の深夜は混雑が予想されますので、時間に余裕を持って訪れるのがコツでしょう。
昭和の香り漂う無骨な店内でいただく、伝統のラーメンの味わいは格別です。東京を代表する家系ラーメンの聖地に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。