手掘りの歴史に息づく、幻想的な島の隧道

広島県大崎上島に佇む、手掘りの小さな隧道。先人たちの汗と労力が息づく、島の宝物的存在です。

レンガ造りの佇まいに心を奪われる

長さ約55m、幅1.9mの隧道内部は、そのレンガ造りの素朴な佇まいが印象的。真っ直ぐ突き抜けた形状から、向こう側の光景が幻想的な雰囲気を醸し出します。軽自動車1台がやっと通れる程の狭さは、圧迫感を感じさせますが、それがまた趣を添えています。

島民の生活の証し、大切な遺産

この隧道は、かつて島民の生活路として欠かせない存在でした。大崎上島町では、歴史的にも貴重な構造物として、島の景観を彩る大切な遺産と位置づけ、保存を決めたそうです。

訪れる際の注意点

隧道の近くに駐車場はありません。通行する際は徒歩か自転車がおすすめ。すれ違いも困難なため、ゆっくり見学するなら、事前に安全を確認しましょう。地元に配慮し、周りの環境にも気を付けましょう。

手掘りの小さな隧道には、先人たちの想いと島の歴史が凝縮されています。ぜひ足を運び、この幻想的な風景に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。