鳥取県を代表する名物、鳥取砂丘。その砂で焙煎された「砂焼きコーヒー」が、すなば珈琲の一番の魅力です。砂の持つ熱伝導性の良さが、コーヒー豆を芳ばしい香りと上品な味わいに仕上げています。一口すすれば、砂丘の大自然の恵みを感じられるでしょう。
「すなば珈琲」という名前には、鳥取を代表する砂丘と、スタバ(スターバックス)がなかった時代への皮肉が込められています。2015年にスターバックスがようやく鳥取に進出するまで、鳥取県民は「スタバはないけど、砂はある」と言われてきました。そんな歴史を髣髴とさせる名前が、この店の愛される理由の一つです。
店内からは、水木しげるロードの一角が見渡せます。テラス席に座れば、ゆったりとした空間で鬼太郎の世界観に浸ることができます。お気に入りのコーヒーを片手に、ロードを歩く人々を眺めながらひと休憩するのも素敵ですね。
鳥取砂丘の恵みを味わえる砂焼きコーヒー、ユニークな名前に込められた鳥取への思い、鬼太郎ロードが一望できるテラス席。すなば珈琲は、コーヒーを通して鳥取の魅力を発信する、まさに鳥取を代表する喫茶店です。鳥取を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。